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シェルとユニパー 欧州の水素経済を促進

石油大手シェルとエネルギーグループのユニパー(本社デュッセルドルフ市)は水素インフラ構築に向けて大型プロジェクトを推進する。NRW州はそのプロジェクトの中核を担う

7月6日、両社はMoUを締結した。今後、ドイツやオランダなどの欧州諸国で共同プロジェクトを推進するという。シェルの水素セクション「シェル・ハイドロジェン」のポール・ボーガース氏は、「輸送業と製造業の双方での水素利用を加速するには、このような協力関係が必要」と述べた。特にインフラ分野では、両社はシナジー効果を期待している。ロッテルダム港とヴィルヘルムスハーフェン港からNRW州への水素輸送が今回の提携の肝だ。

シェルは7月2日、2年間の建設期間を経て、ケルン近郊のヴェッセリングにあるラインラント製油所でヨーロッパ最大となる水素電解プラントを稼働をスタートした。10メガワット容量の同プラントは、年間約1300トンのグリーン水素を生産する。今後、容量を段階的に100メガワットまで拡大していく予定だ。

一方、ユニパーもまた数週間前に大規模プロジェクトを発表した。これによれば、ヴィルヘルムスハーフェンにグリーンアンモニアの輸入ターミナルを建設する予定という。カーボンニュートラルなガスは、いわゆる「アンモニアクラッカー」と呼ばれる装置で水素に変換される。同社は410メガワット(MW)の水素製造用電解プラントの建設も同時に計画している。輸入ターミナルと電解プラントを合わせて、年間約29万5000トンの水素を生産するという。これは2030年にドイツ全体で予測される水素需要の約10%をカバーできる生産量となる。

出典:ハンデルスブラット 2021.07.06.