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食品メーカー Dr. Oetker ドイツ最大級の同族企業が相続分割

「Dr. Oetker」(ドクター・エトカー)のロゴマークが付いたベーキングパウダーを使ってケーキを焼く。これがなくては始まらないくらい、ドイツでは有名な食品メーカーだ。

NRW州ビーレフェルトで1891年に創業したDr. アウグスト・エトカーの孫に当たるルドルフ=アウグスト・エトカーは生涯3回結婚。複数の相続人を残すことになった。彼がこの世を去ってから幾度も話し合いが繰り返されてきたが、この夏、この巨大な同族企業グループを分割することで合意した。ルドルフ=アウグスト・エトカー氏が初婚・再婚でもうけた子供は(その中には長年社長を務めたリヒャルト・エトカー氏が含まれる)、ベーキング材料・焼き菓子・ミューズリー・ピザなど食品事業、冷凍ケーキのCoppenrath & Wiese社、ビールのJeverやSchöffenhoferなどのブランドを持つラーデベルガーグループ、飲料小売事業およびフラッシェンポスト社などの配送サービス事業、さらに複数のホテルや企業を引き継ぐこととなった。また同氏が再々婚でもうけた3人の子供は、スパークリングワインメーカーのヘンケル社、化学工場ブーデンハイム、不動産、複数のホテル、亡父が所有していた美術コレクションを相続することとなった。

この分割のための合意書は年内に締結される予定。エトカーグループは約400社を傘下に持つ。2020年度には73億ユーロの売上高を達成し、全世界で3万6000人以上の従業員を擁する。今回の分割により、最初の2回の結婚で生まれた5人の子供が事業の大半を引き継ぎ(合計持分は62.5%)、他の相続人3名が残りの事業を引き継ぐ(合計持分37.5%)。グループの昨年度の売上高は食品だけでも40億ユーロ強、ビール/ノンアルコール飲料で16億ユーロ、スパークリングワイン/ワイン/スピリッツで10億ユーロ近くにも上る。

参考資料:南ドイツ新聞 2021.07.22